お得感たっぷり! イベント「ラーマーヤナでインドがわかる」

先週の土曜日(4月18日)、東京・池上の本妙寺で行われた、「ラーマーヤナでインドがわかる!」のイベントに参加してきました。ダンスパフォーマンスから、レクチャーから、食から、ヨガからと、色々な方面からラーマーヤナに触れていく、ほぼ丸一日のお寺でのイベント。充実感半端ない、のです。

ラーマーヤナは、古代インドの大長編叙事詩。インド人の精神性は、じつはここから多くのものを学び取り、ここから来るのではないかという人もいるくらい。日本人にはなじみがありませんが、例えば、この叙事詩に登場するハヌマーンというサルの神様。中国の孫悟空は、ハヌマーンがモデルになったという話もあります。またジブリ映画のラピュタも、ラーマーヤナのストーリーがヒントの一部になっている、と聞いています。

本妙寺のある池上は、私は一度も足を踏み入れたことのないエリアでした。東京はやはり広い。池上には有名な池上本門寺をはじめ、たくさんのお寺があり、落ち着いた雰囲気の町です。会場の本妙寺も、これまたとても素晴らしい!本妙寺の門をくぐったとたん、「あー、ここにほぼ一日いられるんだ。」と幸せな心待ちに、あっという間になりました。

ラーマーヤナは長編ですので、このイベントも全3回あります。次回は8/8, 最後は11/28です。

参加希望の方は、ヨガのレッスンを午前中に受けることができます。私はランチからの参加。到着したとほぼ同時にお食事がたべられました。ラーマーヤナの物語に関係のある食べ物を出しくれるということで、いろいろとメニューの説明がありました。どれも素朴な味でおいしい!おかわりもできて、結構お腹一杯になりました。
ちなみに、もちろん次回は今回とは違う食事が出されるということです。話の流れ的には、次回は、ラーマが森に追放されてからのシーン、ということからから、食事的には「サバイバル」がテーマとか??? どんなものが出てくるのか、楽しみです。

前菜メインディッシュデザート

こんな感じの畳部屋でのお食事でした。
こんな感じの畳部屋でのお食事でした。

その後は休憩を挟んで本堂に移動して、レクチャー、そして、インド古典舞踊のバラタナティヤムのパフォーマンスで締め。
レクチャーはラーマーヤナのストーリーを追うだけではなく、興味深い歴史的なバックグラウンドの説明がはいり、面白い!パフォーマンスも、語りが何か所かにはいり、理解しやすい。天井からのきらびやかな天蓋の下で踊るパフォーマンス、美しかった!

shiva
ナタラジャ(踊っているシバ神)も置かれていました。

実は私もカナダにいたときに、30分ほどの、ネオクラッシックのスタイルでラーマーヤナものを踊ったことがあります。30分休憩なしでぶっ続けでおどる、チャレンジングなパフォーマンスでした。タイトルは「No Frills Rama」。No Frillsとは「余分なものをはいだ、簡素な」という意味です。「日常生活の中で、何か特別ではない日々の中で、はたしてあなたはラーマーヤナをどこかに見るのでしょうか、感じるのでしょうか?」といった趣旨がある作品でした。技術的にも表現的にも、バラタナティヤムそのままでしたが、衣装や音楽、そしてライトやステージの使い方が、シンプルで、なおかつコンテンポラリーでした。

パフォーマンス後のお辞儀。ほっとしています。衣装、すごくシンプルでしょ!インド舞踊のきらびや感がありません。
パフォーマンス後のお辞儀。ほっとしています。衣装、すごくシンプルでしょ!インド舞踊のきらびや感がありません。

もちろん、長編作品を30分ほどにした作品ですので、ダイジェスト版、のような感じでした。パフォーマンスする関係上、私もラーマーヤナのストーリーは少しは読みましたが・・・・・、でも今回のこのイベントに参加して、本当によかった!私が知っていた部分なんて、ほんのひとかけらであって、このイベントでは深い部分を提供してもらっているににもかかわらず、決して難しくなく、親しみやすいアプローチ!たとえ2回目から参加しても、楽しめること間違いなしのイベントだと思います。

ヨガから参加した人は朝10:30から、そしてイベントの最後のパフォーマンスが終わるのは17:00。瞑、食、知、舞、芸をすべて味わえて、6000円。お得感たっぷりのイベントでした。

次回参加に興味のある方は、ramayanaindo@gmail.comまでどうぞ。(あ、ちなみに私は、このイベントの関係者ではありませんよ。お勧めしたいのです!)

いただいた資料の中から、伊藤武先生よる文章をそのまま書いておきます。参考にしてください。

「オデッセーと、イソップ寓話と、ロミオとジュリエットと、バイブルと、スターウォーズがいっしょ盛りにされた物語を想像していただきたい。
冒険と箴言(しんげん)と浪漫とSFと哲学がコンビネートされた物語を想像していただきたい。
ガキが仰天し、親父が啜り泣き、おバアがうっとり夢見る物語を想像していただきたい。
かような物語がインドに存在する。『ラーマーヤナ』がその物語の名だ。
このインドでもっとも愛されている物語は、はるか古代にヴァールミーキによって書写される以前に、無名の吟遊詩人によって長いあいだ歌いつがれてきた。
これは、ラーマのインド亜大陸を遍歴する肉体の旅、人から神になる魂の旅をつづった年代記である。」

ヨガ:マーリニー
モデレーター:井生明
食事:マサラワーラー
レクチャー:伊藤武
インド舞踊パフォーマンス:山元彩子

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