アーティストといっても、色々なカテゴリー、といいますかタイトルといいますか・・・・・がありますが、「ソーシャルアーティスト」と呼ばれるジョブタイトルがあることを、今日まで私は知りませんでした。先日見たYOUTUBEの、楽しさが伝染してくるビデオをシェアーしたいと思います。
ソーシャルアーティストのPeter Sharp ピーター・シャープさん。よりポジティブな、よりハーモニーの取れた未来へと、「繋がる」世界をめざし、人とシェアー(共有)することを第一の目的として、アートをコミュニティーの一環として創作している素敵なアーティスト。そんな彼が、オーストラリアのパースの電車の中で、突然踊り始めます。
「紳士、淑女の皆様。これは、私だけが思っていることなのでしょうか・・・・・・?この電車って、お互いに人々がコミュニケーションをとるのを止めた、無表情のトンネルのようではないですか。人生って、もっとこれより興味深いものだと私は思うのです。もう少し楽しくなれるのを妨げているのは、私たち自身。ですので、私がこれからすることは・・・・・、踊り始めちゃいます。もし一緒に踊りたい方がいたら、是非加わってください。
今日はファンキーな金曜日だよ!ファンキーに行こうよ!!!」
と電車の中で演説し、踊り始めます。その結果・・・・、大勢の人が、楽しそうに一緒に踊り始めるのですよ。
私はカナダのトロント、バンクーバー、そしてニューヨークにも住んでいたことがありますが、まず、トロントとバンクーバーでは、突然電車の中でパフォーマンスし始める人は見たことがありません(東京でもありません)。ニューヨークではパフォーマンスしている人たちは良く見かけましたが、ピーターさんのように「一緒に踊りましょう」、的なパフォーマーに遭遇し、また一緒に踊り始めた乗客も、私の記憶の中にはありません。
お国柄があるのかな・・・・、とも思うのですが、これは彼が本当に言う通り、(どんな気分の時にでも実は)楽しくなれるのにそれに気づかず、妨げとなっているのは、「私たち自身」、なのですよね。うーん、実は深いことを言っています!彼は、今回はダンスという手段をとおして、それに気づかせてくれています。周りの目を気にせず、リズムに合わせて体動かすだけで、楽しくなれる!ダンスって、やっぱり素晴らしい!!!大げさな形としての表現ではなく、ピーターさんのように、人を楽しく巻き込み、元気にしてくれる、そんなソーシャルアーティストさんにこれからも巡り合えたらなと思います。