100歳のダンサー・振付師

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先日、オーストラリアのABCニュースのウェブサイトに掲げられている、素敵なニュースを見ました。振付師・ダンサーのEileen Kramer(アイリーン・クレイマー)さんが、100才にして、次のダンス公演の準備をしていると!100歳ですよ。そのバイタリティーに、感銘を受けました。

彼女がダンスを始めたのは、24歳。その後、the Bodenweiser Dance Companyというオーストラリアで最初にできたモダンダンスカンパニーに所属し、世界ツアーにもでたほどのダンサー。99歳にして、40年ほど住んでいたアメリカを去り、故郷のオーストラリアが恋しくなりもどり、そして、今現在、100歳にして3月中旬の公演の準備中で、資金集めもしています。(募金をしたい方は、こちらをクリック。)

彼女曰く、長生きの秘訣は、クリエイティブなことをすること!

「クリエイティブな事をしてみなさい。クリエイティブなことにかかわっていたら、貴方はいつもなにか新しいことをしていることになるのだから。」きっとその創造性が、人生のバイタリティを生むことになるんですね。

彼女のダンサーのうちの一人がこう言っていました。「30代(40代に)なったら踊るのをやめる必要があるだろうから、その前に、しなきゃならないことをやっておかなくては・・・・、という考えはもうなくなった」と。100歳の振付師から、一緒に働いていて魅せられ、得られることは大きいのでしょう。

私も、長く住んでいたところを離れ故郷に帰り、生れ育った所とはいえ、一から何かを起こすことがどれだけ大変かを知っているつもりでしたが・・・、でもこのニュースを見たときに、「私もまだまだ」なんて思いました。何かというと、年齢や腰の重たさを言い訳に使いたくなる自分のマインドを見送り、これからもできることはやり続けていきたいと思います。

アイリーンさんは、今度の公演のための資金集めを、Arts Health Institute(アート ヘルス インスティテュート)というNPOの団体のバックアップがあり行っています。

この団体は、アーティストとヘルスケアのプロがタッグを組んで働き、より健康に、より幸せに生活ができることを提供しています。アートとその効果がヘルスケアのあらゆる方面に改善・改良を及ぼすことを目指している団体です。日本にも、アートと健康を支援したNPOの団体、調べてみたら結構あるんですね。素敵です。

アイリーンさんの公演、是非見てみたいのですが、オーストラリアまで飛ぶわけにはいかないので、ここから成功をお祈りしたいと思います。